埼玉県「久伊豆神社」と「八幡神社」を歴史散歩
GW終盤…以前訪問したことがある埼玉県「久伊豆神社」と「八幡神社」を、15年ぶりに歴史散歩してきた。
■「久伊豆神社」(越谷市)…平安時代の創建で、江戸時代には徳川将軍家代々の信仰が厚かった。樹齢200年の大樹「藤棚」がある。
▲神社入り口(木に大きな注連縄)…ここからが「境内・神域」の印で、左側に「郷社 久伊豆神社」の社号標柱。注連縄は毎年更新される。
▲その先に「一の鳥居」…とても長いまっすぐな参道が約500m続いている。
♪かっては松並木だったようすとのこと。
▲途中に石橋(水路の形跡)…かってはこの下に水が流れていたらしい。
▲進んで行くと「二の鳥居」…木に囲まれた参道を歩くだけで気持ちが良い。
▲その先に「三の鳥居」…参道終点の先に拝殿が見えてきた。
▲朱色の綺麗な拝殿…江戸時代にはこの地にある鷹狩場を度々訪れた徳川将軍家代々の保護を受けた古刹。
■足を紐で結ばれた狛犬…前回15年前よりは紐の結び方が軽かった!…家出をする者に対して家族が「足止め」と言って、狛犬の足を結ぶと必ず帰ってくると伝。
▲家出経験があった今は無き我が兄のコメント(当時)…『家出は欲求不満が原因だから直ぐ帰るそうです…最近は、痴呆老人の失踪が多いらしいとか』
▲神池がある庭園…池には「水神社」
▲神池と藤棚
■久伊豆神社の藤(天然記念物)…樹齢200年
枝張り東西20m×南北30mの大きなフジの樹が神池の淵にある。
▲1837年に越ヶ谷町住人が下総国流山から樹齢50余年の藤を舟で運び、当地に移植したものと伝。
▲花は濃紫色で花房1.5m…「五尺藤」と呼ばれている。
▲株廻り7m…地から7本にわかれて、高さ2.8mの棚に枝を広げている。
♪広い境内にはたくさんの境内社や記念物が並ぶ。
▲祖霊社…神社に縁のある方々の先祖を御祭神として祀っている社。
♪その向かい側には特徴的な色をした石碑と、とても大きない石灯籠があった。
▲大きな石灯籠の傍で、タイヤのような形の石碑は「木遣り歌碑」
▲埼玉稲荷神社…他に諏訪神社・天満宮・三峰社・御獄神社等が祀られている。
▲「旧官幣大社南洋神社鎮座跡地遥拝殿」
♪第二次世界大戦中、パラオの地で信仰されていた南洋神社を偲んでいる。
▲始めて見た「五前神社」…水神・金神・土神・火神・木神の神様を合祀。
▲本殿裏手に大絵馬…江戸後期の国学者・平田篤胤が奉納した絵馬「天岩戸の図」
越谷を何度も訪れた平田篤胤は、ここの仮寓に滞在した。
■天獄寺(久伊豆神社に隣接)…チョッと変わった寺院に立寄り!
▲入り口から少し歩くと黒塗りの「山門」
▲朱塗りの楼門前に…数多くの石碑・石像が整然と並んでいる(由緒は不明)
▲鐘楼と本堂…この寺院は太田道灌の伯父が1478年開山、小田原北条氏により寺領の寄進を受けたらしい
■「春日部八幡神社」…春日部の総鎮守で、境内奥に「富士塚」がある。
▲入り口(参道)…鎌倉にある鶴岡八幡宮を模して造られたのがはじまり。
▲ご神木…参道中央部に空高くそびえる大銀杏。
♪鶴岡八幡宮の御神木の一枝が飛び来たり、一夜のうちに繁茂したと伝。
▲本殿…かっては近隣40余郷の総鎮守だった。
▲「一心泣き相撲」行事…赤ちゃんの健康と成長を祈願するのだそうです。
▲鎮守の杜の神様たち…沢山の境内社がありいろいろな神様が祀られている。
天神社・弁天社・氷川社・御獄社・愛宕社・浅間社・八幡社・香取社・鹿島社
▲稲荷神社参道…豊作豊漁、商売繁盛の神様
■ミニ富士「浜川戸富士塚」…春日部八幡神社と隣接して1845年築造
▲富士浅間信仰…富士山のミニチュアを造って富士登山を疑似体験。
♪富士山と同等のパワースポット…全高9mの富士山はすぐ5合目となる。
♪富士山と同等のパワースポット…全高9mの富士山はすぐ5合目となる。
▲整備された登山道を登って行く…山頂にはすぐ辿り着く。
5合目石碑…合名石は、8合目まで3~4㍍おきに置かれていた。
▲山頂には建てられた大きな鳥居と「不弐大神」の石碑
♪これを拝むと、富士信仰と同じ御利益が得られるらしい!
▲かなり急な石階段…頂上から登山道を見下ろす。
▲すぐ隣の「八幡公園」にはアスレチック遊具…神社と富士塚と公園が混在する不思議なスポットエリアだ。
★★★編集後記★★★
■初夏の団地周辺散歩(5景)
▲4丁目団地のグリーン
▲団地内横断通路のツツジ
▲5丁目団地「あいさつ通り」
▲新緑の「松葉町近隣第一公園」
▲野球グラウンド…芝生がすっかりグリーン!
この記事へのコメント
爺さんは、相変わらずの..動く範囲は少ない、駆け回る人が羨ましいぜ..。