春日部市「牛島の藤」と「ふじ棚通り」散策
樹齢1200年…国内最大級の藤があるから、埼玉県春日部市の花は「藤」
1本の老木「牛島の藤」…優雅に咲くフジの花とその根っこに会いに行った。
♪そして、春日部駅西口のメインストリート両側に作られた1100mの「ふじ通り」に立寄り、藤棚を観賞…10000歩散策してきた(25日・月曜日)
■「牛島の藤」…昭和30年「国の特別天然記念物」に指定
▲「藤花園」入り口…1200年を筆頭に樹齢100年~800年の藤棚が合計5つある。
▲入園料は1000円とちょっと高め…1年のうち3週間弱の開園期間(満開はほんの数日間)での入園開放なので仕方ない(駐車場¥無料)
▲庭園フロント
♪藤花園はかつては蓮花院という真言宗のお寺(明治7年廃寺)の境内でした。
▲花の通路…園内にシャクナゲやツツジなど、季節の花も咲き乱れていた。
▲庭園の敷地2㌶…500余年の老松は殊に庭園の風致を添え、中の島もあった。
▲最初に目に飛び込んでくるのが…樹齢1200年余の「特別天然記念物の大藤」
♪奇跡の歴史を持つ藤の樹…ルピナスで彩られた花壇との景観相性が良い。
▲シャクヤクやツツジと大藤
♪枝張りは約34m×南北14m、藤棚の面積は700㎡(6百畳)なんだそうです。
▲満開の期間はほんの数日…25日はちょうど見頃を迎えていた。
▲1200年の老樹…何本もの根元がそれぞれ勝手に大蛇のように大地に根を張り、根回りは9mを超えるという。
▲大藤棚は2本の幹で構成…手前側が樹齢1200年の藤、立て札があった。
▲別名「九尺藤」…明治時代には、花房の最長が2.7mにも達したとのこと。
▲はち切れそうな花房…今まさに盛りの開花状況
▲近年では気候等の関連で…花房の長さは、最も長い物で2mまでだそうな。
▲花は房の上から下に順々に咲いてゆき、上の方から徐々に枯れて行くらしい。
▲見上げる青空①…樹齢は1200年、弘法大師の御手植えとも伝。
▲見上げる青空②としだれ藤…美しい!
▲園内には、小川のような小池がある。
▲入って右側の藤棚…房の比較的短い藤棚。他に100年~800年の古木もある。
▲同上の棚の下を覘く…あるとき旅の僧から生垣のフジを寺に納めよといわれ、寺の境内にフジを移し植えたところ娘の病気が治ったという伝あり!
▲ツツジと藤棚
▲蓮花院跡の碑祠…元 真言宗の寺院「連花院」の境内だったが明治7年に廃寺。
♪フジだけが残されてそのあとをしのばせ、現在は(有)藤花園により管理公開。
■春日部市「ふじ棚通り」…
春日部駅西口から西に向かうメインストリートは「ふじ通り」と呼ばれ、全長約1.1㎞にわたって道の両側の歩道に藤棚が設置されている。
▲(スタート)春日部駅西口広場は夏を思わせるお天気…例年「藤まつり」も開催されて賑わうんだそうですが、コロナ禍で今年もお祭りは中止でした。
▲春日部らしい駅前の佇まい…駅前公園広場にも市の花「藤」棚があった。
■7種類の藤で飾られる「ふじ通り」
街路樹の藤棚としては日本一の長さを誇る藤棚が設けられています。
4月下旬から7種類の藤の花が、通りの両側を季節の彩りで包む。
▲ふじ通りの両側には200本を超える藤…藤棚は往復(延べ)2200mにも及ぶ。
▲街の景観…春日部駅の西口から市街地を走るメインストリートはふじ通りと呼ばれる。郵便局前を東端、地方庁舎前を西端として藤棚が設けられている。
▲藤棚の東端…例年の「春日部藤まつり」開催日には沿道には露店が軒を連ね、マーチングバンド・流し踊り・和太鼓・キッズダンス・よさこいソーラン・エイサー・阿波踊りなど、ストリートいっぱいにパレードが行われるらしい。
▲藤棚のトンネルと「藤まつり」の幟…藤棚の下は自転車、左側は歩行者と区別。
▲いろいろな品種が植えられ、夫々開花状況が異なる…全部が一度に見頃ではないが、長い間楽しめるともいえる。
▲ふじ通りの両側に1100mにわたって繋がる藤棚
かなり広い歩道に散り花を見た…この花は、きっと開花が早かったのだろう。
▲藤棚の西端「春日部地方庁舎」の交差点で藤棚の並木道は終わり…ここから反対側の歩道に渡って戻る。
▲もうすぐ終点…藤棚の下はあちこちにツツジで飾られていた。
■ふじ通りで植栽されている藤は…
①コクリュウフジ ②ムラサキカピタン ③ムラサキナガフジ ④アカカピタン ⑤シロカピタン ⑥シロナガフジ ⑦クチベニフジなど7種類。
▲「コクリュウフジ(黒龍藤)」
♪花房が蜜で色彩に優れ、丈夫で花着きが良い…花は濃紫色、花房は20~30cm
▲「ムラサキカピタン(紫花美短)」
♪葉より先に花が咲くので棚一面が紫色に輝く…花房は10~20cm。
▲「ムラサキナガフジ(紫長藤)」
♪花房が長く垂れ、最も美しい代表的な花…花は濃白色、花房は50~100cm。
▲「アカカピタン(赤花美短)」
♪フジ属の中で最も紅色が濃く華やかな花…花は紅色、花房は10~20cm。
▲「シロカピタン(白花美短)」
♪ふじ通りで一番初めに咲く早咲きの大輪…花房は10~20cm。
▲{シロナガフジ(白長藤)」
♪ふじ通りで一番最後に咲く遅咲きの小輪…花は白色、花房は50~60cm。
▲「クチベニフジ(口紅藤)」
♪白色の花先に口紅のような淡ピンク色が残る…上品な印象の花。
▲「名札」…各藤の樹に、このように品種の説明板が掲げられていた。
▲足元に案内プレート
▲マンホールのデザイン…やはり市の花「藤」
▲「ふじ通り」から5分春日部市役所…ここの駐車場に駐車させて頂きました。
♪以前から一度行きたかったスポット…GWを前に、思いがけなく予想外に見事な「ふじ通り」を楽しむことができました!
この記事へのコメント
今週も---有難う---元気でお過ごしあれ...猛虎調子が出て来たぞ...